以前メール利用のtipについて書いたところ、たいへんな好評をいただきました。実は「今までの中で一番役に立った」などと言われて、かなりガッカリして、もうこのトピックで書くのはやめようと思っていました。それに、メールのポジティブな利用方法を披露してしまうと、次から私自身がその方法を使った時の効果が薄れてしまう可能性もあります(手品の種明かしと同じです)。しかし、気を取り直して種明かしとならない程度で皆様のお役に立ちそうなことを書きたいと思います。

以前にも書きましたが、メールには感情の増幅効果があります。ネガティブな感情が増幅されてしまうと簡単にFWに発展するのは前に述べたとおりですが、そこで気になるのはポジティブな感情の増幅効果はどうだろうということです。これも読み返しによる増幅効果があるようですが、(残念ながら)ネガティブな感情の増幅力ほどではないようです。と言うことで、私なりのメールを利用したポジティブな感情増幅法について、謝意や褒める場合を想定して紹介します。

初心者:本人にだけメールを送って褒める(または、感謝する)。
中級者:本人の他にCCで関係者(上司、同僚等々)にも同時にメールを送る。
ここまでは誰でもやっていることです。Tipは次の上級者編です。

上級者:まず本人にのみメールを送って誉める(または、感謝する)。
別メールで関係者にその人を誉める内容のメール送る。その際に、注意する点は次の2つです。

  • 送られた関係者から本人にメールの内容が知らされるような関係者を選ぶ
  • 本人へのメールはすこしオーバー気味に、関係者へのメールはオーバーになり過ぎないように書く

ポジティブな増幅効果を充分効かすために本人への褒め言葉や謝意は少しオーバー気味に書いた方が良いようですが、関係者にその人のことを褒めたり、謝意を伝えるときにオーバー気味に書くと、それが更に増幅されて本人に伝わる可能性があるので「やり過ぎ」ということになりかねません。注意しましょう。

本人へのメールと関係者へのメールを別に出すのには2つの意図があります。一つは、CCを使わないことで本人には別の人にも伝えたことが分からず、後で別の人から聞いたときのインパクトが大きくなることです。二つ目は、関係者に(本人宛てメールのCCではなく)伝えることで周りの人達のその人への評価を上げてやることが出来ると言うことです。この方法は通常の手紙などを使っても有効でしょうが、メールの伝達速度と、受け取った関係者が更に他の関係者へ気軽に転送できるという点でやはりメールにおいて特に有効な方法と言えるのではないでしょうか。ただし、この方法を利用するには「関係者」が誰なのか、また、「関係者」と本人の関係(強弱やポジティブ・中立・ネガティブ)をある程度知っている必要があります。本人との関係が弱い人に送ってもあまり効果は期待できませんし、ネガティブな感情を持っている人に送るときは気をつけないとバックファイヤーになる可能性もあります。

ここで紹介した方法は別の目的でも非常に有効に使えるのですが、これは種明かしにあたる利用方法なので書けません。皆さんもこの方法が有効利用できそうな状況を想像して活用してみては如何ですか。