このテーマの話は原則としてTWとはまったく無関係の話です。興味のない方は「TVコマーシャル」の話はスキップしてください。

実は、私はTVコマーシャル(TVCM)ウォッチャーです。TVCMは時代背景やお国柄が出やすく、ほんの数十秒のCMに1時間ドラマよりも遥かに高額な予算を費やしている作品です。何と言っても1時間見続ける必要もなく、来週の続きを気にする必要もありません、見落とした部分があっても直ぐにリピートがあります(だから私はドラマは見ません;-)1980年の米国留学中の話ですが(すみません古過ぎて)米国のTVCMには日本と比べて自動車と(頭痛の)鎮痛剤のものが多くあると感じました。車社会の米国で自動車のCMが多いのは分かるとして、なぜ鎮痛剤のCMが多いのか?米国人は頭痛持ちが多いのだろうか?そうすると面白いことをいう人がいました。米国人は「肩こり」というものを知らない(そう言えば肩こりに関するCMは確かになかった、少なくともその当時は)と言うよりも、実は肩こりがひどくなって頭痛がするまで気がつかない、だから頭痛薬のCMが多いと言うのである。真偽のほどは分からずじまいですが、妙に説得力があったので今でもそうなんだと信じています(^^)

また、TVCMから教えられることや考えさせられることも間々あります。例えば、3年前の米国旅行中にホテルでTVCMを見ていてふと気づいたことがありました。それはCMの多くにその会社のHPアドレスが出ていることでした。2時間ほどCMの度にURLの出ているものを数えてみると50%がそうでした。コンフレークから自動車まで業種はさまざまで、ナショナルブランドのCMは80%、ローカルブランドは20%というような割合でした。これをカウントしたのはサンディエゴ市、午後7時から9時までのプライムタイムでナショナルブランドとローカルブランドのCMが半々でした。つまり、ナショナルブランドのCMのほとんどはURLを出していたことになります。

TVCMウォッチャーの私としては非常に気になったので、帰国後すぐに日本のTVCMについても同様のカウントをして見ました。横浜市(つまり東京と同じ放送)の午後7時から午後9時のメジャーな民放で流れたCMの内、URLが出ていたのは僅か20%程度でした。しかも、その時間帯でのローカルブランドCMはゼロでした。と言うことは実質サンディエゴ市でのカウントの四分の一程度ということになります。インターネット普及率の数字による国別比較を良く見ますが、このTVCMでの差は実際のビジネスへのインパクトの差(どれだけ一般家庭にインターネットが普及しているか)を実感したような気がしました。