一昨年ほど前から消費者金融のTVCMがかなり目立ってきています。以前は深夜にしかやっていなかったものがプライムタイムに進出してきています。これは日本の経済が如何に深刻な状況かを表す一つのサインと見ることが出来ると思っています。それはさて置き、今年になって面白い2つのCMパターンが出ていることが気になっていました。

一つは利用者への「コンサルティング・サービス」と「必要のないお金は借りない」ということを前面に出したもので、もう一つは「簡単だからとにかく借りませんか」というものです。実は、消費者金融業者のCMが深夜枠で流れていたころは、全ての業者が「如何に簡単に借りられるか」を強調したものばかりでした。しかし、プライムタイムに進出してくるとイメージアップ戦略に切り替えたものばかりになって行きました。

ところが(多分)今年に入ってから上述の2パターンのCMが出始めたのです。気にはなっていたのですが、個人的に消費者金融にお世話になることがないのであまり真剣には見ていませんでした。でも、もう一つのパターンがあることに気がついたので、ちょっと真面目に見てみました。それは、前者のCM(コンサルティングの方)は無名の俳優を使っていて(私が知らないだけかも?)、後者のCMは有名な俳優を使っていると言うことです。

後者のCMでは「簡単に借りられるので使う必要のないお金を無理して借りましょう」という内容です。少なくとも私にはそう受け取れる内容です。それで、こんな時代になんて無責任な内容のCMなんだと思っていたのですが、その会社名を知って椅子から転げ落ちそうになるほどビックリしました。なんと大手のT銀行とM銀行だったのです。そして前者は全て消費者金融業の会社でした。もちろん、前者が本当に利用者のことを考えてCMを作っているとは思っていません。狙いは市場の健全な育成(つまり、金のなる木を枯らさず大切に育てる)と業界のイメージアップでしょう。しかし、後者はそんな配慮もなくとにかく借りてもらおうというやり方です。この下品なTVCMをバブルのA級戦犯と言うべき大手銀行が流しているとは、怒りを通り越して呆れ果ててしまいます。この様なメンタルティしか持ち合わせていない会社を我々の血税で救う必要があるのでしょうか。皆さんどう思われますか?