三連続での新年早々。。。ですが、今回は愚痴ではありません。テレワーク促進の追い風になりそうな二つの話題についてです。

*環境税について
予想していた新税案がついに顔を覗かせました。まだまだ色々な新税や増税案が出てくるでしょうが(改革を拒む人達にとっては新税・増税しか策がありませんから)、この環境税は基本的に大賛成です。環境負荷の大きいエネルギーの消費に対しては大いに税負担を強いるべきです。また、以前にも書いたとおり、車による通勤も環境税の対象とすべきです(雇用主に対して)。
この環境税導入によって三つの効果が期待できます。税収増はその一つではありません(念のため)。
一つは、省エネへの意識向上です。人間には痛みを忘れるという生きていく上で重要な自己防衛本能が備わっていますが、それが逆にエネルギー危機 が訪れる度におきた省エネへの意識を忘れさせて来たわけです。環境税という覚書によって、その意識が少しは保てるのではないかという期待です。
二つ目は、省エネ技術の発達です。消費者の省エネ意識が向上すれば当然省エネ商品が売れるようになりメーカー側もその様な商品開発を最優先させます。ガソリンエンジン車の省エネ化や家電製品の省エネ化などがその良い例です。
三つ目は、環境負荷の大きい資源によるエネルギー価格が高くなることで、環境負荷の小さい資源に競争力が出ることです。それらの資源がより多く利用されニーズも増すことで技術も飛躍的に向上し、コストも反比例して下がることは明白です。環境負荷の小さい資源の多くは無尽蔵(風、太陽光、地熱、水素等々)であることも魅力です。
私が環境税の導入に基本的に賛成と言ったのは、以上の三つの期待される効果のためです。もちろん、環境税は個人の所得レベルに関係なく全員に負担が掛かりますので、低所得層への手当ては必要になると思います。そのことを導入反対の理由にされないためにも。

*東京都のroad pricing案について
これはついに出た!という感じです。実は、これに関しては1982年頃からずっとそうすべきだと思っていました。
地方都市でも交通渋滞で悩んでいるところでは有効な策だと思います。同様の方法は米国の幾つかの都市(例えばサンフランシスコ)やヨーロッパの一部でもかなり以前から実施されています。実際に料金をどうやって徴収するかとか、仕事で出入りの多い場合や、毎日通勤で入ってくる場合にも一回毎に同額料金では厳し過ぎるなどの意見もあり、実施は容易ではないように見えますが、臆せず大胆に実施すべきです。
この制度の一番の狙いは対象地域の交通渋滞と大気汚染の緩和であるべきなので料金設定は難しいところです。料金は東京都の場合、普通乗用車で500円になるようですが、ギリギリの線ではないでしょうか。300円以下では、痛いとは思いつつも、一日一回、月20日で6千円は何とか我慢してしまいそうです。一回500円だと月1万円となりますので、車での通勤を考え直す人も多く出てくることでしょう。これに上記の環境税が導入されれば自家用車での通勤は激減するかもしれません。
ただし、この方法を実施するには公共交通手段の充実や対象地域周辺の無料(または格安)駐車場などの設置も同時に行う必要があります。これらの手当てなしでは、単なる集金制度です。

最も環境に優しい働き方はテレワークであることは皆さんご存知のとおりです。
環境負荷をコストとして実感できる上記の二つの話題は、実施されればテレワーク普及にとって追い風となるでしょう。