昨日(11月30日)、高知県知事選があり、橋本大二郎氏が四期目の当選を果たしました。強力な対抗馬の出現で、再選が危ぶまれていた橋本氏ではありましたが、終わってみれば4万票差のはっきりした勝利でした。過去の三期から比べると僅差のようですが。今回の知事選は単なる一地方の首長が決まっただけではなく、二つの大きな意味を持っています。

一つは、完全な組織票対草の根票の構図が出来ており、従来の常識を破って草の根票が勝ったということです。しかも、組織票側には、普段敵対しているはずの政党や、そして地方公務員組合まで入っていたのです。これらの圧倒的な組織票を相手にしての4万票差は、圧勝に匹敵するものと言えるでしょう。つまり、昔ながらのspecial interest groupを中心にした県政ではなく、改革を進める県政のあり方が選ばれたと言うハッキリとした意思表示と言えます。

さて、何故私がこの知事選をここで取り上げているかと言うと、当然二つ目の大きな意味にあります。それは、この選挙で橋本知事が公約に掲げていた県政改革に「テレワーク」の利用が謳われていたこと(日本で初めて)と、9月に私が直接橋本知事と面談する機会があり、その際に話したテレワークを活用した地域改革案が公約の中核的な部分に取り入れられていたからです。以前この談話室でも書いたとおり、「日本のIT革命は、地方から」と言うのが私の持論です。その為には、地方の改革がテレワークを活用することで成功することを証明する必要があります。橋本知事は、再選したら、その改革を実施すると県民に約束して見事当選したわけです。

いよいよ今月から、その改革へ向けての動きが始まるはずです。この改革が2年以内にはっきりした結果を出せれば、間違いなく日本における地域改革の夜明けとなり、それがIT革命への確かな足掛かりとなることでしょう。皆さん、来年は、ワクワク・ドキドキしながら高知県で起こるはずの改革を見て行きましょう。