2012年から急激に成長し始めた日本のクラウドソーシング市場は、4年目に入っても成長し続けています。しなしながら、海外で見られるようなオープンイノベーションのプラットフォームとしては活用されていません。また、1億円を超えるような大型案件も出ていないようです。米国では2010年からクラウドソーシング市場が急成長を始めると同時に官民を問わずオープンイノベーションのプラットフォームとして活用し続けています。1億円+の超大型案件も数多く出続けていることから、高度人材の参入を促し、市場全体が正のスパイラルで拡大し続けていると思われます。一方で日本の市場では、その様な動きは見られず、気配も感じられません。日本でその様な動きが起きない理由の一つに日本のクラウドソーシングサイトに登録している高度人材の質と量の不足を挙げる向きもありますが、根本的な問題は、発注側にあると見るべきでしょう。旨みのある仕事が無いところに高度人材が集まって来るはずがありません。従って、発注側が大型案件や高度な問題解決を数多く発注し続ける事が必要条件であると考えられますが、今のところ期待薄です。
では、日本のクラウドソーシング市場は月2~3万円程度の小遣い稼ぎの場として定着してしまうのでしょうか?
総合型大手のランサーズやクラウドワークスなどは、現状打破のために色々な手を打ち始めていますが、それらとは異なるところでも興味深い動きが見られます。また、日本独特の事情を反映した発展の可能性もあります。今後数回に渡って、日本独自の発展可能性について書いて行く予定です。